夢の道中

嵐さんのこと。あれこれ。

勝浦タンタンメンを食べに行った話

そんなに美味しいなら食べてみたいな勝浦タンタンメン

勝浦タンタンメンが美味しいらしい。  

 

嵐ファンだったら、もう耳タコの言葉かもしれません。相葉くんイチオシの勝浦タンタンメン。お山天神祭遭遇事件に続く、「もう、分かったから」案件です。(私調べ)

そこまで言われると、やっぱり気になる。しかし調べてみても、都内で食べられるところが見つけられません。そんな……、世界中の料理が集まる大都市・東京で食べられないなんて……!これはもう現地に向かうしかない!

そう思い立ち、私は勝浦タンタンメンの秘密を探るため、総武線快速に乗り込み未知の土地へと向かったのです。

 

しかし、それは修羅の道でした。

首都圏に住んでると、電車が5分に1本なんて当たり前。電車の時間を調べずに、なんとなく家を出て、ちょうど来た電車に飛び乗ったのです。まあ、1~2時間で着くかな?なんて甘い考えを抱いていました。

ところが電車に乗った後に初めて検索をかけてみて驚愕でした。

所要時間3時間半…?!

前にチラッと調べた時の約2倍の時間です。

どうやら、勝浦まで行く電車が1時間に1本しかなく、電車の乗り換えで1時間かかってしまうようです。

なんということ!勝浦に着く時間が15時過ぎになってしまう。

そう、それは絶望を意味します。

なぜなら15時から18時までの時間は、ランチ営業が終わり、ディナー営業までお店を閉める時間……!

急いでGoogleMAPで検索をかけると、ことごとく「営業時間外」の文字が並んでいます。

私のバカ……!

あともう少し家を早く出ていれば……!

しかも、最中アイス1個という謎チョイスのお昼ご飯を食べてから、何も食べていません。

私のライフは既にzero!

お腹が空き過ぎて、逆に気持ち悪くなってきた……。

血眼で携帯電話を見つめる私に、幸運の女神が降り立ちます。

1軒だけ営業しているお店があったのです!

もうここに行くしかない!

そう心を決めて、ふと顔をあげると……

え、待って。この車両に乗ってるの私一人じゃない?
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ようこそ勝浦へ

そんなこんなでやっと着きました!念願の勝浦です。

すっげ〜!お雛様が飾ってあるぅ〜!

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テンションが上がって、写真を撮りまくってたら、いつの間にか16時になっていました。

でも大丈夫!もう、行くお店は決まってるもんね〜🎶

と余裕ぶっこいて、国道沿いを進み、お目当てのお店へと辿り着きました。

とてもアットホームな町中華さんという外観。外のメニュー表に、「勝浦タンタンメン」の文字もちゃんとあります!さあ、いざ入店です!

中の様子が見えないけど、思い切って扉を開けます。

ガラガラ

引き戸を開けた途端、おばあちゃんと目が合いました。恐らく店主の奥様であろうと思われるのですが、テーブル席に座りラーメンをすすっています。

そう!まかないです!

お昼でも夜でもない、この微妙な時間。そりゃまかない食べるよね!

私が入店したことによって、ラーメンを食べるのを中断したおばあちゃん。

ご、ごめん…!せっかくのリラックスタイムをこの小娘がぶち壊して。

ものすごく小さくなってテーブル席に着いた私に、おばあちゃんはお冷を出してくれました。

ありがとうございます…!

そのタイミングで、蚊の鳴くような小さな声で

「か、勝浦タンタンメンをひとつ…」

となんとか注文を行いました。

程なくして、私の前には念願の勝浦タンタンメンが現れました。
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うわ!美味しそう🤤

真っ赤なラー油の中にみじん切りの玉ねぎとミンチ肉が泳いでいます。

辛い!美味い!でも辛い!

お冷があっという間に無くなってしまうくらいには辛いです。

私がタンタンメンに舌鼓を打っていると、厨房にいたおじいちゃんがおもむろに出てきました。

そして、ラーメンを再びすすり始めるおばあちゃん。

2人でテレビ(夕方のニュース)を見ながら、年金問題について熱く語り始めました。

なんだろう…この感じ…まるで田舎のおじいちゃんに居候をしているような安心感…

しかし私は見ず知らずの客であり、孫でもなんでもありません。

再び蚊の鳴くような声で、2人の会話をぶった切りました。

「すみません…お会計お願いします…」

 

部屋から見える海が見どころのホテルに泊まったのに、日が落ちてホテルに着いて、次の日は朝から雨で気色全然大丈夫楽しめなかったし、傘持ってきてなかったから、最寄りのコンビニ(徒歩10分)まで歩いてずぶ濡れなるし、行こうと思ってた水族館は強風で閉鎖されているし、踏んだり蹴ったりの一人度だったけど、これだけは言える。



勝浦タンタンメンは美味しい。

 


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大荒れの勝浦の海